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9割の人がやってしまう”間違った”自己紹介の方法

 

 

最近、自己紹介について考える機会が多いんだけど…どうにも違和感があるんだよね。
違和感?
うん。ネットや書籍などで自己紹介の方法を調べても「好印象を与えること」とか「自分の情報を理路整然と語る」とか…。
どうにも自己紹介の本質とは関係ない、テクニック論ばかりが振りかざされているような気がしてね。
…ということで今回は、ボクが考える”正しい”自己紹介について語ってみようと思う。

 

 

自己紹介で『自分のこと』を語ってはいけない

 

 

もし「自己紹介してください」といわれたら、どんなことを語る?
う~ん。趣味とか好みとか特技とか…あとは過去の経歴とか思い出とかかしらね。
つまりは、『自分がどんな人間か』を説明するってことだよね。
でもボクは全く逆で、「自己紹介では『自分のこと』を語ってはいけない」と考えている。
…………は?
じゃあ、何を語るのかと言えば『自分の価値』だ。

自分の価値を相手に伝えることこそが正しい自己紹介だとボクは考えている。

 

 

事実は語らなくていい

 

その説明をする前に、まず自己紹介で話してはいけない『自分の”こと”』について。
『自分の”こと”』という言葉を、ここでは「事実」と訳してみる。

 

じ‐じつ【事実】

[名]
1 実際に起こった事柄。現実に存在する事柄。「意外な事実が判明する」「供述を事実に照らす」「事実に反する」「事実を曲げて話す」「歴史的事実」
2 哲学で、ある時、ある所に経験的所与として見いだされる存在または出来事。論理的必然性をもたず、他のあり方にもなりうるものとして規定される。

引用:コトバンク

 

事実、つまり「これまでに起こったこと」だね。どんな学校に通っていたかとか、どんな活動をしたかとか…。
そういう過去の経歴を説明するのが『自己紹介』でしょ?
そうだね。でも”正しい”自己紹介だとは思わない。自己紹介で大切なのは「どんな人間であっか」ではなく「どんな人間であか」だ。
…過去を語るのではなく、現在を語れっていいたいの?

 

 

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でも過去の積み重ねこそが現在なんだから、自己紹介で過去の事実を語るのは当然の流れじゃないかしら。
現在は過去の延長線上に無いとボクは思うけど、この話は本題から外れるから止めるとして。
ここからは「なぜ自己紹介で”過去の事実”を語るべきではないか」説明していこう。

 

 

ヒトは『価値』で人を判断している

 

まず、極端なことを言ってしまうと「人は人の自己紹介なんて聞いていない」。
………いやいやいや、そんなことないでしょう。初対面の相手がどんな人か知りたいから自己紹介は聞くものよ。
確かに”言葉”としては聞いている。だけど”情報”としては聞いていない。
なぜなら人は言葉よりその人の”価値”しか見えていないから。いくらその人の言葉に耳を傾けてはいても、頭にあるのは「この人と付き合うことでどんなメリットがあるか?」だけだ。
………誰しもがアンタみたいに損得勘定で人間を判断しているわけじゃないわ!趣味が合うとか一緒にいて楽しいとか…人間関係っていうのはそういうことから築かれるものよ!
…「趣味が合う」とか「一緒にいて楽しい」というのも”メリット”だとボクは考える。
だって良い所なんて一つも見当たらなくて欠点だらけ、同じ空間にいるだけで不快な人間と仲良くなろうなんて思わないだろう?何かしらメリットが無ければ接点を持とうとしないのが人間だ。
………。
…ゴメン、ボクの言い方が悪かった。言いたかったのは、自己紹介で大切なのは「この人と仲良くなりたい」と思わせること。
そして「仲良くなりたい」と周囲に思ってもらうには、”過去の事実”よりも”自分の価値”を語る視点を持った方がいい、ということを言いたかったんだ。

 

 

アルバイト面接で失敗する例

 

例えば、とある学生Aくんがアルバイト面接に行くとする。仕事はスーパーの接客業だ。接客業に求められる素質ってどんなことだと思う?
…色々あるとは思うけど、一番はコミュニケーション能力じゃないかしら?お客さん相手に良い印象を持ってもらう接客とか、状況に対応できる能力とか…。
だよね。でもそこでAくんが「学校ではサッカーをやってる」とか「この前の中間テストでは」とか「バイトを始めようと思った理由」とか話し出したら、採用する側はどう感じると思う?
別に、不快には思わないんじゃないかしら?「ふ~ん、そうなんだ」くらいで聞き流すと思うのだけど。
その通り。そうやってAくんの話は聞き流されて、特に何の印象も与えない。突き詰めていえば「デメリットはないけど、採用するメリットもない」と思われる。

 

 

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これは自己紹介に限ったことではないんだけど、アレコレ色んなことを話すと話の内容や全体像がぼんやりとして伝わりにくくなってしまうんだ。
話がアッチに行ったりコッチに飛んだりで「結局、何がいいたいの?結論は?」と思った経験ってない?
…確かにあるわね。そういう人の話って、最初の方はちゃんと聞いているんだけど、だんだん聞き流してしまうっていうか…。

 

 

自己紹介は”価値”を伝える

 

そう、一番やってはいけない”アレコレ説明し過ぎてしまう“ことだ。自己紹介では自分に関心を向けて欲しくてついつい喋りすぎてしまう。
…確かに、自己紹介では「時間中、どれだけ多くの情報を話せるか」考えてしまうわね。
でも話し過ぎると相手は興味を失うってことは…正しくは、自己紹介は短い方が良いってこと?
それも話すことは”自分の価値”に絞って、だね。

 

 

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…その、”価値”っていうのがよくわからないのだけど。
その辺は自己紹介の場面や状況によって異なるけど…概ねこんな感じだね。

 

  • 相手が求めているであろう情報
  • 自分がどういう人間だと思って欲しいか
  • どんな人間と、どんな付き合いをしたいか

 

「相手が求めているであろう情報」というのは、さっきのアルバイト面接の例えでいう『コミュニケーション能力があるか?』みたいなものね?
「自分がどういう人間だと思って欲しいか」については以前にも語ったね。

 

 

「どんな人間と、どんな付き合いをしたいか」っていうのは?
さっき言っていた「趣味が合う」とか「一緒にいて楽しい」とかそういうことだよね。趣味が合う人と付き合いたいなら、自分がどんな趣味を持っているか語る。
そして、そのときに大事なのはそれこそ物足りないんじゃないかと思うくらい短く自己紹介することだね。

 

 

“少し物足りないくらい”短く

 

例えば自己紹介が「OA事務の仕事をしています」だけだったらどう思う?
「え、それだけ?」「どんな会社のOA事務をしているの?」とかいろいろ気になっちゃうわね。
うん、自己紹介で重要なのは”自分に興味を持ってもらうこと”だ。
そのためには最初に与える情報は物足りないくらいがちょうどいい、ってことね。
うん。少ない情報しか開示されなければ、興味ある人は更に質問するよね。その、”相手に質問させる“ということがとっても大切なんだ。
あぁ、だから最初に「自己紹介で『好印象を与えること』とか『自分の情報を理路整然と語る』とか言うのは違う」って言っていたのはそういうことだったのね。
そうだよ。自己紹介で大切なのは”自分の価値を、短く”。これに尽きるとボクは思ってるよ。

 

ありがとうございました。