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「引きこもりを社会復帰させよう」という同調圧力こそが恐ろしい

 

先日『引きこもり』について語っているラジオ番組を聞いたんだけどさ。
30,40代の年々増加していて社会問題になっているって聞くわね。
その番組では「引きこもりを社会に復帰させるには」を色々語っていたワケなんだけど…なんだかなぁと思ったんだよね。
というと?

引きこもりが問題のように語られることにも「社会復帰を支援する」というのにも違和感があるんだよね…。

 

 

元・引きこもりが思うこと

 

 

実を言えばボクも元・引きこもりだ。毎日仕事もせず、家の中に籠りっきりという生活を半年くらい送っていた。
それくらいなら軽度な方じゃないかしら?世の中には何年も外に出ない、もっと深刻な人もいるはずだけど…。
それは重々承知だ。ボクは運が良かった、というのも自覚している。なので別に引きこもりを代表して語るようなつもりはない。「こういう考えの引きこもりもいる」というハナシだ。

 

 

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繰り返しになるけど、あくまでも個人的な視点での意見だ。すべての引きこもりが同じ感想を抱いているとは思わない。
(…デリケートな話題だからって、露骨なまでに予防線張ってきたわね。)

 

 

罪悪感と羞恥心の毎日

 

引きこもり時代に毎日感じていたこと。それは罪悪感、劣等感、焦燥感だった。

「引きこもりはいけないこと」「自分は周りの人たちと違う」「いつまでもこんな生活をしていてはいけない」…そんな考えに苛まれる毎日だった。

…望んでそういう現状に留まっている訳ではないのに、周囲から「問題だ」と言われれば精神的にも鬱屈になってくるのは想像に容易いわね。
だけど周囲の目は厳しい。親には「怠けている」と責められ、追い詰められる。体が拒否して頭がグシャグシャになるんだ。「このままじゃダメだ」と自分でもわかってはいてもどうしていいかわからないんだ。
「親に暴力を振るう引きこもり」みたいな話を聞くけど…。
ボクはそこまで深刻ではなかったけど…あれは一種のパニック状態なんだろうね。

 

 

「社会復帰せよ」という同調圧力

 

ボクの場合、それほど深刻な事態になる前に運よく引きこもりを脱出できたワケなんだけど…。
「引きこもりを社会復帰させる、支援の手を差し伸べる」というのは一種の同調圧力なんじゃないか、と当時を振り返って思うワケだ。
同調圧力?

 

集団において、少数意見を持つ人に対して、周囲の多くの人と同じように考え行動するよう、暗黙のうちに強制すること

引用:コトバンク

 

なるほど。ここでいう「少数意見を持つ人」が引きこもりの人で「周囲の多くの人」が一般社会で働く人、ね。
ここで厄介なのが社会復帰を促す人々は「強制している」という自覚がないことだ。
というと?
親や引きこもり支援の人々は「このままじゃマズイ」「外の世界を教えてあげたい」という気持ちで動いているのだろう。でもそれがかえって引きこもりを追い詰めていることもあり得る。

 

 

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引きこもりにとって家や部屋が唯一『パーソナルスペース(自分の存在が許される場所)』なんだ。そこから出ろ、というのはパーソナルスペースを否定されているに等しい。

支援する側は善意で「外に出してあげたい」と思っているのに、それがかえって追い詰めているのね。
…今のボクからすれば「外に出してあげたい」っていうのも余計なお世話に思えるけどね。

 

 

引きこもりは社会復帰しなければならないのか?

 

「引きこもりは社会問題だ」と言われているけれど、「問題だ」と声高に叫ぶと逆に引きこもりを追い詰めることになりかねない…ということね。
う~ん。ボクはそもそも引きこもりは別に問題でもなんでもないと思うけどね。というか当然の時代の流れだとすら思っている。
…「引きこもりは問題じゃない」?
いやぁ。引きこもりが社会問題だっていうのは「引きこもりが増える→労働人口が減る→税収が減る」という為政者目線のロジックじゃないかなって。
それだけじゃないでしょ。世話してくれる家族がいなくなってから社会に適応する能力がないんじゃ生きていけないでしょう。

 

 

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でも今の世の中、インターネットがあれば大抵のことは自宅にいてできるよね。わざわざ社会に出なくてもお金は稼げるし、「社会に出なければ生きていけない、なんてことはない」とボクは思うよ。
…確かにAmazonとかだとお店で買うより安いしUber Eats(ウーバーイーツ)みたいな出前サービスもあるし、個人でもブログやYouTubeでお金を稼げるし…。確かに社会復帰しなければならない理由はないようにも感じるわね。
本人が外に出たいと思っているなら手を差し伸べるべきだと思うけど、出たがっていない人をムリヤリ引っ張り出すのを支援だとは思えない。ましてやこれからのAI時代、働きたくない人を職に就かせるのはかえって害悪だとすら感じるよ。

 

 

ありがとうございました。