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恵方巻のノルマ問題と「人生で本当にやりたいこと」の探し方

 

スマホをいじっていたら見つけた、恵方巻にまつわるある記事が興味深かった。
…恵方巻と「本当にやりたいこと」に何の関係があるの?
直接は関係ないけど…この記事がキッカケで色々思うところがあった。
引いては「人生で本当にやりたいことを探す方法」についても考えが至ったのでその辺を語ってみようと思う。

 

 

恵方巻のノルマが問題に…

 

「高校生バイトの子怖がってた」コンビニでバイトに対して「恵方巻きの注文取れなきゃ自宅の分を注文」と指示されていた話

 

こんな記事を読みました。

詳細はリンクを見てもらうとして内容を簡単にまとめると、

「恵方巻の販売ノルマをアルバイトへ強要する店が問題になった」という話です。

 

  • 「アルバイトの仕事は営業じゃない」
  • 「まだノルマとか自爆営業とかやらせてんのか」
  • 「恵方巻をはやらせようと必死」
  • 「食品廃棄が問題になってるのによくやる」

 

などなど様々な意見が飛び交っています。

 

まぁ、それはそれとして。

ボクがこの記事を見て率直に思ったのは…

 

商売として破綻していないか?

 

ということです。

 

本来の商売は『需要と供給のバランス』がとれて成り立つモノ。

「とりあえず作ってから買う人を探す」というのは、

「商売の基本から外れてないか…?」と思わざるを得ません。

 

こういうビジネスモデルってあちこちあるよね。
そうね。同じ飲食ならクリスマスケーキやおせちにもノルマがあるものね。
不動産業界でも建売住宅が売れなくて家余りが起こってたりする。

 

どうしてこんな状況になるかといえば、

「他と同じことをやっているから」の一言に尽きます。

同じような商品を同じ売り方すれば供給過多になって当然。

 

 

『幻の羊羹(ようかん)』で年商3億円

 

出典:吉祥寺/開店前に売り切れてしまう『小ざさ』の羊羹を買い求めて

 

東京都武蔵野市の吉祥寺に、

小ざさ』という和菓子屋があります。

 

商品は羊羹と最中のみ。

店舗の面積はたった一坪。

ですが『小ざさ』は知る人ぞ知る名店です。

 

『小ざさ』の羊羹は150本限定。

朝5時から店前に多くのお客さんが並び、

10時の開店とほぼ同時にすべて売り切れます。

 

その後に買い求められるのは最中(もなか)。

1日に15000個も売れる日もあり、

『小ざさ』の年商は3億円にものぼると云われます。

 

羊羹と最中で3億円!?それはすごいわね…。
売上の規模もスゴイけど、本当にすごいのは経営方針であり戦略にある。

 

 

ヒケツは「選択と集中」にアリ

 

なぜ『小ざさ』がそれほどの業績を成し得るのか?

その答えの1つが徹底的な『選択と集中』です。

 

水道水という『選択』

 

『小ざさ』は餡子の材料や水にもこだわっています。

中でも特徴的なのは水。

なんと水道水を使っているのです。

 

水道水!?そんなで味は大丈夫なの?
ただの水道水と侮るなかれ。

 

武蔵野市の水道水は8割が井戸水であり、

『世界で最も品質に優れた水道水』と評価されるほど。

しかし『小ざさ』は何となく水道水を使っているワケではありません。

 

山麓の水をはじめ海外の水から海洋深層水に至るまであらゆる水を試しました。

その結果に辿り着いたのが”武蔵野市の水道水”だったのです。

 

厳選された結果が地元の水道水だなんて面白いわ。まさしく「地元の味」なのね。
これこそが「選択」だね。

 

 

餡子(あんこ)という『集中』

 

『小ざさ』には羊羹と最中しかありません。

和菓子屋ならもっと色んな商品を用意すればいいのに、

無闇に商品を増やさないのが『集中』なのです。

 

羊羹と最中…どちらも中身は”餡子”。

手がかかる羊羹は150本限定で、

最中は皮に餡子を詰めるだけ…。

 

そっか。こだわった餡子を使える商品しか用意していないのね。
種類を増やせばそれだけ手間がかかる。それよりも少ない品目に集中することを選んだのが『小ざさ』のスゴイところだ。

 

更に。

業績が伸びても安易に事業拡大に乗り出さないのも、

『小ざさ』が明確な経営方針を持っている証拠です。

 

事業を拡大すればお金も人手も必要になります。

増産しようとすれば味の質にも影響します。

だから手を広げようとせず「できる範囲で」やる。

 

だから作れる数も限られるけど…、結果的に限定性が増して『幻の羊羹』というブランドになったのね。なんだかすごい話ね。
ビジネスの世界では当たり前のように言われる『選択と集中』だけど、ここまでお手本のような成功例もある。

 

 

人生にも『選択と集中』が必要…だが

 

この『選択と集中』は人生にも必要なことです。

自分が生きる分野を選択したらそこに集中…。

『選択と集中』ができてこそ道が開かれて価値が磨かれていく。

 

しかし。

 

『選択』にはサンプルが必要だ

 

選択には多数のサンプルが必要になります。

『小ざさ』にしても色んな水を試した結果が、

「武蔵野市の水道水を使う」という『選択』でした。

 

人生にしても同じ。

一つの会社にとどまるだけでは視点が固定されます。

技術や経験にしても限られたサンプルしか手に入りません。

 

サンプルが少なければ『選択』の幅も限られます。

料理にしても材料が揃っていなければ、

ちゃんとした料理は作れません。

 

ではサンプルを得るために何をすればいいのか?

やりたいことを見つけるためには何が必要なのか?

 

 

目的意識を持って「プラプラ」しよう

 

サンプルを増やすには色んな世界に足を運ぶことが必要です。

1つの世界では数限られたサンプルしか得られない。

もっと多くの知識を学び経験を積む必要があります。

 

「やりたいこと」が見つからなくても…

 

かつてボクもやりたいことが見つかりませんでした。

20代も後半まで仕事をコロコロ変えては周囲から白い目で見られました。

「いつまでプラプラしているつもりだ」と何度も叱責されました。

 

しかし今では「選択と集中」する先が見つかりました。

 

やりたいことが見つからないならコロコロ変えて良い。

あちこちの世界を「プラプラ」してこそサンプルは増えていきます。

ボクもプラプラしたからこそ今があります。

 

今すぐやりたいことを決める必要なんてありません。

周りから責められたとしても引け目を感じる必要はありません。

 

しかし。

ただプラプラしているだけではダメ。

選択のサンプルを集めるためにプラプラする」のです。

 

焦って他の誰かと同じ道を歩もうとすればズルズルと落ち目になる…。

それは恵方巻のノルマ問題からも見て取れます。

「あなただけのやりたいこと」に出会うためにプラプラしましょう。